【アズールレーン】「プリンス・オブ・ウェールズ(戦艦)」の史実・歴史・物語などの情報まとめ【ロイヤル】

アズールレーン(アズレン)のロイヤル戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」の史実・実際の歴史・物語などの掲載しています。
アズールレーンをプレイしていて、実際の軍艦の歴史が気になった方はぜひご覧ください。

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アズールレーンの「プリンス・オブ・ウェールズ」

艦種:戦艦
所属:ロイヤル
レア度:SSR

高い火力、耐久力を持つロイヤルの戦艦です

単艦で完成された強さを持ちますが、装備・限界突破などを行わないと本来の強さを発揮することはできません

スキル「王家同盟」を持つためユニオンのみで固めた編成で更なる強さを発揮します

スキル「王家同盟」は「味方のユニオン艦1隻毎に自身の火力、対空、装填、回避が5.0%アップ(スキルLv最大時)」という効果を持ち、ユニオン艦のみで編成した場合は最大で25%もステータスがアップするという完全自己強化スキルです

総じて、「育てると強い」を体現したキャラと言えるでしょう

また、ロイヤル艦のため「クイーン・エリザベス」との組み合わせで更なる強さを獲得することができます

今回はこちらの「プリンス・オブ・ウェールズ」の史実や歴史を簡単に書いていきたいと思います

プリンス・オブ・ウェールズの史実

基本情報

イギリス
就役 1941年1月19日
沈没 1941年12月10日

主要目
全長 227.1m
最大幅 31.4m
乗員 1521名
基準排水量 3万6727t
満載排水量 4万3786t
喫水 10.8m
主缶 アドミラリティ式重油専燃缶8基
主機械 ブラウン・カーチス式オールギヤードタービン4基
軸数 4軸
軸馬力 12万5000馬力
最大速力 28ノット
航続力 3100海里-27ノット
燃料 3730t
兵装 ・45口径14インチ(35.6センチ)4連装砲2基8門
・45口径14インチ(35.6センチ)連装砲1基2門
・50口径5.25インチ(13.3センチ)連装両用砲8基16門
・39口径2ポンド(40ミリ)8連装ポムポム砲6基48門

キング・ジョージ5世級
一番艦 キング・ジョージ5世
二番艦 プリンス・オブ・ウェールズ
三番艦 デューク・オブ・ヨーク
四番艦 アンソン
五番艦 ハウ

初期(非運の短命戦艦・プリンス・オブ・ウェールズ)

イギリス海軍のキング・ジョージ5世級戦艦、二番艦「プリンス・オブ・ウェールズ」は1941年に就役しました

「プリンス・オブ・ウェールズ」はイギリス海軍戦艦の最高傑作と言われるほど戦艦性能が素晴らしく、正に「プリンス」の名を冠するに相応しい戦艦として生まれました

しかし、この「プリンス・オブ・ウェールズ」は就役直後から運がありませんでした

就役後、まだ工事中であるにも関わらず、ドイツ戦艦「ビスマルク」を追撃するために「フッド」と共に艦隊を編成し実戦投入されてしまいます

この時、多数の工員を乗せたまま工事をしながらの出撃だったそうです

そんな中、ドイツ戦艦「ビスマルク」との砲戦が開始されますが、開始6分で味方の「フッド」が轟沈

「プリンス・オブ・ウェールズ」は工事中の未完成艦であり、乗員も未訓練の者ばかりという状況でした

当然、実力を発揮できるわけもなく、ほぼ一方的に叩かれて中破してしまいます

そんな状況であったにも関わらず「プリンス・オブ・ウェールズ」が沈まなかったあたりは流石の戦艦性能と言えるでしょう

中期(修理、そして日本に対する抑止力へ)

ビスマルク追撃戦で中破した「プリンス・オブ・ウェールズ」は、約6週間の修理を経て復帰します

その後、イギリスのウィンストン・チャーチル首相を乗せ、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領との会合のためニューファンドランド島へ向かいます

そして、「プリンス・オブ・ウェールズ」艦上にてかの有名な大西洋憲章が締結されました

この「プリンス・オブ・ウェールズ」が短命であったにも関わらず後世まで名が知れ渡っているのは、こういった歴史的に有名な背景があったことも理由の一つでしょう

アズールレーンにおける「プリンス・オブ・ウェールズ」のスキル「王家同盟」は、このイギリスとアメリカの大西洋憲章が艦上にて締結された出来事が由来となっているのだと思います

その後、ウィンストン・チャーチル首相の要請で日本軍南下への抑止力として東洋艦隊Z部隊の旗艦としてシンガポールに派遣されます

これはマレー半島やオーストラリアへの日本軍の侵攻を阻止するため、生半可な海上戦力では突破できない盾をイギリスが置いた形になります

当時、この「プリンス・オブ・ウェールズ」の性能は日本軍にも知れ渡っており「レパルスはやれるがプリンス・オブ・ウェールズは無理だろう」と言われているほどだったので、相当の抑止力として日本軍の侵攻を抑えることになる “はずでした”

後期(想定外だらけの悲運、不名誉な世界初)

日本の南方攻略を抑止する目的で配備された「プリンス・オブ・ウェールズ」ですが、この目論見自体は至極全うで、日本軍に対してはとても脅威でした

当時、日本海軍はこの海域に金剛型戦艦を2隻進出させていましたが、この「プリンス・オブ・ウェールズ」との性能差は圧倒的で、もし艦隊決戦となれば必ずと言っていいほど負けてしまう可能性が高い状況でした

ドイツ戦艦「ビスマルク」追撃戦での汚名返上のチャンスと思われましたが、ここで想定外の事態が起こってしまいます

1つは仲間の合流ができなくなったことです

「プリンス・オブ・ウェールズ」を援護する目的でイラストリアス級の航空空母「インドミタブル」がジャマイカを出港しましたが、座礁してしまったため合流することができなくなってしまいました

代わりに航空空母「ハーミーズ」が合流する案も挙がりましたが、速力が足らず間に合わないとのことで結局配備されませんでした

そしてもう1つ、日本軍の思いがけない手段による「プリンス・オブ・ウェールズ」の攻略でした

マレー沖に出撃している「プリンス・オブ・ウェールズ」に戦艦をぶつけるのではなく、双発の陸上攻撃機で空から攻撃を開始したのです

当時のイギリス海軍にとって、日本軍機の航続距離の長さは想定外でした

また、航空空母等による戦闘機の護衛がない戦艦は航空攻撃に無力だったため、「プリンス・オブ・ウェールズ」は為す術なく攻撃を受けてしまいます

そして第二波攻撃の魚雷が「プリンス・オブ・ウェールズ」の推進軸に命中、大浸水を引き起こしてしまいました

大浸水による冠水で制御系の機械類は故障、舵も効かなくなり回避行動が取れない

そんな状況で日本軍による第三波攻撃の水平爆撃を受け、遂に「プリンス・オブ・ウェールズ」は撃沈してしまいました

こうして、悲運のイギリス海軍戦艦の最高傑作「プリンス・オブ・ウェールズ」は不名誉な世界初、航空戦力による攻撃のみで沈没した戦艦としてその生涯を終えました

余談ですが、今現在も「プリンス・オブ・ウェールズ」は撃沈したマレー沖の海底に眠っているそうです

また、沈没地点は比較的浅い海だそうで、晴天時には海面からその姿を見ることができるそうです

彼女の静かに眠る姿、一度は見てみたいですね

コメント

  1. POWとウォスパどっちが強いか検索中 より:

    とても見やすくて面白かったです。

    • さらだ より:

      コメント頂きありがとうございます

      趣味で書いている記事ですので、お褒めの言葉を頂くととても嬉しいです(笑
      これからもこういう記事を増やしていきますのでぜひよろしくお願いします!

      ちなみに、私はPOWとウォスパなら編成次第ではありますがウォスパの方が使います
      エンプラやエルドリッジ、クリーブランド等の強いユニオン艦が高レベル、スキレベで揃っていて、なおかつPOWの王家同盟がスキレベMAXなら最終的な強さはPOWの方が上かな?とは思います
      ウォスパはスキレベMAXにさえすればガンガン主力艦隊のHPを削ってくれますし、ロイヤル艦隊だけでなく寄せ集めの艦隊にも突っ込めるので使い勝手的にはウォスパだと思います

      軍艦評価の記事もまた作りますね!(^^)!