先日、私のGmailアドレスに差出人「郵便局 Japan Post」からメールが届きました
内容としては
「配達員が家に行ったが受け取りされず、電話番号に連絡したがつながらなかった」
「登録電話番号が間違っていた」
「添付されている委託運送状を印刷の上、最寄りの郵便局で手続きしろ」
と言った内容でしたが、調べてみるとこれは完全な迷惑メールでした
迷惑メールの全文
まず最初に
「添付ファイルは絶対に開かないでください!」
これをお伝えしたうえで、届いた迷惑メールの全文をご紹介したいと思います。
~メール内容~
差出人:郵便局 Japan Post
宛先:○○(自分のアドレスです)
件名:RE:[EMS_370962]
本文:
拝啓
配達員が注文番号(0375649)の商品を配達するため電話で連絡を差し上げたのですが、つながりませんでした。
従ってご注文の品はターミナルに返送されました。
ご注文登録時に入力していただいた電話番号に誤りがあったことが分かりました。
このメールに添付されている委託運送状を印刷して、最寄りの郵便局 日本郵政取り扱い郵便局までお問い合わせください。
敬具
EMS(国際スピード郵便) – 郵便局 – 日本郵政
+添付ファイル(.docx拡張子)
突っ込みどころがいっぱいありますね・・・(笑
こういうメールが届くと最初は「えっ?」と思っちゃいますが、よくよく考えれば不自然な点がたくさんありますので、絶対に迷惑メールだと判断できます
まず不在票が届いていませんし、電話番号の誤りがあったからと言ってメールを送ってくることは絶対にありえません
電話番号とメールアドレスが紐付けされて郵便局に登録されているわけがありませんからね・・・
件名に「RE:」と付いているのも不自然ですね
「RE:」は「このメールは返信されたメールです」という意味です
[個人からメールが送信されてくる]→[その回答としてメールを返信した]場合に件名の先頭に付きます
いきなりのメールにわざわざ「RE:」を付けることはありませんし、そもそも企業等の場合は『お客様に対するメールに「RE:」を付けるのは失礼』と教育しているところも多いので、この時点でちょっと怪しいですよね(笑
また、「添付ファイルを印刷して持ってこい」なんて日本郵政は絶対に言いません
日本郵政はお年寄りの方でもしっかりと全ての手続きが行えるように、郵便局内に手続き用の書類は全て揃えてあります
自宅で印刷できないって方は珍しくないですし、こういった指示を郵便局が出すことはあり得ません
以上のことからこれは迷惑メールだと判断し調べてみたところ、同様の迷惑メール被害が多数報告されているようです
日本郵政の公式サイトで注意喚起
日本郵政のHPで迷惑メールに対する注意喚起が行われていました
タイトル:郵便局などを装った不審な電話や迷惑メール等にご注意ください
最近、「EMS(国際スピード郵便)」「商品の配達」あるいは「Web集荷サービス」を装った不審なメールが発生しています。
心当たりのない不審なメールの添付ファイルを開かないように、くれぐれもご注意ください。
また、日本郵政、日本郵便や郵便局などを装った不審な電話も発生していますので、ご注意ください。例:「商品の配達を装って添付ファイルを開かせようとする不審なメール」や「荷物の再配達を装って個人情報を聞き出そうとする不審な電話」など
詳しくはこちらを→日本郵政サイト
こういった迷惑メールの被害が広がっているみたいですね・・・
日本郵政と聞くと身近な存在ですし、警戒心が和らいでうっかり騙されてしまう可能性が高いですよね・・・
どうやら日本郵政を騙った電話での個人情報の聞き出し等も発生しているようですのでご注意ください
こういった迷惑メールを受け取った場合
添付ファイル付きの迷惑メールを受信すると、かなりビックリしてしまいますよね
ですがご安心ください
こういった迷惑メールを受け取ってしまった場合は、
「添付ファイルを開かない」
「記載されているURLを迂闊に開かない」
「記載されている連絡先に絶対に連絡しない」
これを守っていれば大丈夫です
つまり「一切のリアクションを行わない」ことが迷惑メールに対する一番の対応です
迷惑メールを受け取ってしまっても、「あ、これは迷惑メールだな」と判断でき次第、即削除しちゃいましょう
迷惑メールなのかどうかわからない場合は、迷惑メールの本文の一部をインターネットで検索すれば、恐らくほとんどの迷惑メールがヒットすると思いますのでご安心ください
最近、こういった既存の大企業を騙った迷惑メールが増えていて、どんどん巧妙になってきています
身に覚えのないメールが届いた時、「あれ?おかしいな?」と思った時、メールに添付ファイルが付いている場合はまず「迷惑メールかも」と疑うようにしておきましょう