【アズールレーン】「フッド(巡洋戦艦)」の史実・歴史・物語などの情報まとめ【ロイヤル】

アズールレーン(アズレン)のロイヤル巡洋戦艦「フッド」の史実・実際の歴史・物語などの掲載しています。
アズールレーンをプレイしていて、実際の軍艦の歴史が気になった方はぜひご覧ください。

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アズールレーンの「フッド」

艦種:巡洋戦艦
所属:ロイヤル
レア度:SSR

8秒間味方主力艦隊の装填値を40%アップするスキル「グローリー・オブ・ロイヤル」を持つロイヤル巡洋戦艦です

装填値の上昇による圧倒的な攻撃で相手を撃破します

また耐久値も高いため、攻防に優れた非常に強い艦船です

そして、ロイヤル艦隊に編成することもでき、クイーン・エリザベスとの組み合わせで更なる強さを獲得することができます

今回はこちらの「フッド」の史実や歴史を簡単に書いていきたいと思います

フッドの史実

基本情報

イギリス
就役 1920年3月5日
沈没 1941年5月25日

主要目
全長 262.3m
最大幅 32m
乗員 1341名
基準排水量 4万2750t
満載排水量 4万8650t
喫水 10.2m
主缶 ヤーロー式重油専燃缶24基
主機械 ブラウン・カーチス式
オールギヤードタービン4基
軸数 4軸
軸馬力 15万1280馬力
最大速力 29ノット
航続力 8900海里-14ノット
燃料 重油4615t
兵装 ・42口径15インチ(38.1センチ)連装砲4基8門
・45口径4インチ(10.2センチ)連装砲7基14門
・39口径2ポンド(40ミリ)8連装ポムポム砲3基24門
・7インチ(17.8センチ)20連装
・UPロケットランチャー5基
・53.3センチ水上魚雷単装発射管4基4門

初期~(たった1発の砲弾で轟沈した世界最大の巡洋戦艦)

イギリス海軍の巡洋戦艦「フッド」は最期が特に有名な軍艦です

詳細は後述しますが、タイトル通り「たった1発の砲弾で轟沈した世界最大の巡洋戦艦」です

まずは建造から順を追っていきましょう

第一次世界大戦時、ドイツ海軍が保有する3万トン超級のマッケンゼン級巡洋戦艦に対抗し、イギリス海軍はそれを超える超大型巡洋戦艦フッド級の建造を決定しました

しかし、フッドは第一次世界大戦時終了直後の1920年に就任することになり、二番艦以降は造られることはありませんでした

基準排水量は4万トンを超え、全長も262メートルと当時は世界最大の軍艦で、その後も「フッド」以上の巨大な巡洋戦艦は建造されていません。

42口径15インチ(38.1センチ)連装砲4基8門を搭載し、装甲も舷側が305ミリ、主砲塔前立てには381ミリとかなり厚く、最強と呼ばれたクイーン・エリザベス級と同等の火力・防御力を備え、更にクイーン・エリザベス級を上回る30ノットの速力を発揮する、正にイギリス海軍史上最強の巡洋戦艦でした

しかし、バイタルパート部分の装甲は平均76ミリと、厚い部分と薄い部分の差が激しく、横からの砲撃には強いが、遠距離等の上からの砲撃には弱いという弱点があった

それでも、世界最大の巡洋戦艦ということで、イギリス海軍からは「フッドこそが世界最強の軍艦」と称され、国民からも「マイティ・フッド(強力なフッド)」として親しまれていた

正に、イギリスを象徴する軍艦でした

アズールレーンにおける「フッド」のスキル「グローリー・オブ・ロイヤル」は、こういったイギリスを象徴する世界最大の巡洋戦艦という、正に「ロイヤルネイビーの栄光」というところが由来なのだと思います

中期~(第二次世界大戦勃発、遂に実戦へ)

「フッド」は基本的な性能が大変優秀だったため、第一次世界大戦時に建造されたにも関わらず近代化改修がほとんど行われないまま、第二次世界大戦で運用されることとなりました

第二次世界大戦がはじまると、世界最大の巡洋戦艦はその真価を発揮することになります

地中海のジブラルタルを防衛するH部隊の旗艦に任命され、フランス軍が降伏後、ドイツ軍に接収されようとしていたところへフランス艦隊を壊滅させるために出撃しました

この時、アルジェリアのメルエル・ケビル港にてフランス戦艦「ブルターニュ」を撃沈、「ダンケルク」「プロヴァンス」を中破させするという戦果をあげました

また、ウォースパイトやヴァリアントらと共に幾多の海域へ出撃し、イギリス海軍の作戦行動を支える巡洋戦艦でした

特に1940年以降は出撃→帰投→出撃を幾度も繰り返し酷使されるほど、数多の海域で活躍をしていました

後期(そして運命の一戦、ビスマルク追撃戦)

優秀な性能故に近代化改修がされず

優秀な性能故に酷使され

優秀な性能故に充分なメンテナンスもされず

こうして迎えたのが、「フッド」にとっての運命の一戦である「ビスマルク追撃戦」です

1941年5月21日、「フッド」は「プリンス・オブ・ウェールズ」らと共に、ドイツの戦艦「ビスマルク」への追撃を命じられます

そして5月24日、高速をいかして現場に急行した「フッド」は、北海から大西洋へ抜けるアイスランド沖にてドイツ戦艦「ビスマルク」及び重巡「プリンツ・オイゲン」を捕捉、双方砲撃を開始しました

砲戦開始からわずか6分、ドイツ戦艦「ビスマルク」の放った15インチ主砲弾が「フッド」艦後部に命中

これが装甲を貫通、後部弾薬庫に飛び込み大爆発を起こしました

そして「フッド」は轟沈してしまいました

乗員1,419名中、生存者はわずか3名でした

これが有名な「たった1発の砲弾で轟沈した世界最大の巡洋戦艦 フッド」の最期です

「フッド」の轟沈を受け、イギリス海軍は激怒

当時の可動戦力のほぼ全てをビスマルク追撃戦に動員、これを撃沈します

その後もイギリス海軍によるドイツへの攻撃は徹底され、遂にはドイツの海上戦力を壊滅に追い込むこととなりました

「フッド」は轟沈してしまいましたが、その後もイギリス海軍の心を支え続け動かした、正に「イギリス海軍の象徴」「世界最強の戦艦」「マイティ・フッド」であったと言えるでしょう