目次
Appleが認めたiosアップデートによる性能制限
先日、こんな記事を公開させて頂きました
これによるとAppleはiosアップデートを通じて、バッテリーが劣化している端末に対し機能制限をかけていました
また、Appleの日本版公式ページでも謝罪があり、iosアップデートによる端末の異常な重さは「バッテリー劣化」がトリガーとなって発動されるということが正式に説明されました
別の記事ではSiriを切ることで端末が軽くなると言いましたが、これは端末内で勝手に動いているソフトウェアを減らすことで軽くなっていたみたいですね
機能制限でそれぞれのアプリ等に対してのパフォーマンスが低下していたので、並列して動いているソフト等を切ることで軽くなっていたのかもしれません
バッテリー劣化が原因ならバッテリー交換してやろうじゃないか!!
Appleが正式に「バッテリー劣化がトリガー」と言っていたので、ならバッテリー交換すれば直るのか?と試してみたくなりました
最初はApple公式に依頼しようと思っていたのですが、色々調べてみるとなんとバッテリー交換だけでもデータが消える・初期化されて戻ってくるなんて記事がわんさか・・・
バックアップすればいいんですが、iTunesでバックアップからの復元に何度も失敗し結局諦めたことがあるのでちょっと怖い・・・
更には1週間程度はかかるという情報も・・・
仕事等にも使用しているiPhoneなのでそれはさすがに困るなぁ・・・と思い、非公式の町の修理ショップでバッテリー交換をしてもらうことにしました
料金や時間はどれぐらい?
Apple公式でバッテリー交換を行う際、料金は8,800円かかります
ですが、iosアップデートによる機能制限の問題でAppleは2018年12月までiPhone 6以降の端末のバッテリー交換を3,200円で行うと明言しています
ですので、Appleで公式にバッテリー交換を行う場合は下記の料金、時間になります
Apple公式で行う場合 | |
料金 | 3,200円 |
時間 | 1週間程度 |
iPhone5sなどのiPhone6以前の機種は割引対象外となりますので注意が必要です
非公式の修理ショップの場合、料金は店舗毎に異なります
安いところだと4000円前後、高いところだと8000円近い料金になってきます
iPhoneの修理をやっているようなところは店主も機械類に強い方が多いため、お店のサイトやTwitterを持っているところが多いです
なので近場の修理ショップを検索すれば恐らく料金もサイト上で確認できると思います
時間については、バッテリー交換だけならば最短で30分、長くても半日程度でやってくれるところばかりです
私が行ったところは休日ということもあり少し混んでいましたが、それでも2時間程度で完了してもらいました
ですので、非公式の修理店にバッテリー交換を依頼する場合は下記の料金、時間になります
非公式店で行う場合 | |
料金 | 4000~8000円 |
時間 | 30分~半日 |
そして何より、バッテリー交換だけならばデータは消えない!と明言しているところが多いです
念のためバックアップは取っておいた方がいいとは思いますが、明言されていると安心できますね
ということでバッテリー交換行ってきた
私の場合は飛び込みで行ったのですが、料金は5500円、時間は2時間程度でバッテリー交換を完了することができました
休日で混んでいたのですが、バッテリー交換だけだと本当に早いみたいです
ただ、お店の方に聞くと「このバッテリーが在庫最後だった」とのことだったので、バッテリー交換できる人数には限りがあるみたいです
特に町の修理屋さんなんかは小さな店舗区画でやっているところが大多数ですので、どこの店舗も在庫にそんなに余裕がないみたいです
Appleがバッテリー劣化による機能制限をかけていると明言してから訪れる方が多くなっているとのことだったので、バッテリー交換をお考えの方は早めに行った方がいいかもです
肝心のパフォーマンスはどうなったのか?
えーっとですね、バッテリー交換前にベンチマークアプリで性能のスクショとって比較してみよーとか思って準備してたんですが、その写真より先に結論言っちゃいますね
なんて晴れやかな気持ちなの!!
もうね、やっと元のiPhoneが戻ってきたって感じでサクサクなの
ベンチマークの比較画像とかいらないぐらい体感してわかるのサクサクなの
ios11にアップデートしてから何度後悔したことか・・・あぁしなかったらよかったと何度悔やんだことか・・・
ずっとやってた音ゲーも他のソシャゲも全くやる気が起きなくなって久しい・・・でも、もう我慢しなくてもいいんだ・・・
ということで結論
バッテリー交換でiPhoneものすっごい軽くなります
iosでバッテリー劣化に応じて機能制限をかけてるって話、Appleの公式発表通り間違いありません
ベンチマークテスト
一応蛇足ではありますが、バッテリー交換前、後のベンチマークテストの結果画像も貼っておきますね
ですが、ほんとベンチマークテストなんて関係ないレベルでサクサクになるんで、ストレスを抱えている方はぜひバッテリー交換してください
今回使ったのは「Antutu Benchmark」というアプリです
起動画面はこんな感じです
上部の「Start testing」を押すとベンチマークテストが開始されます
これがバッテリー交換前のカクカク、激重のiPhone6でのベンチマークテスト結果です
バッテリー交換前
バッテリー交換後
こちらがバッテリー交換後のベンチマークテスト結果です
比較画像
それぞれだけ見てもちょっとわかりにくいですね
比較画像を用意したのでご覧ください
3D性能
3D性能自体はそんなに変わりはないですね
3D性能というのは、その言葉通り立体的な物をiPhone画面に表示させるための機能です
UX
UXとはユーザーにとっての使い易さとかユーザビリティがどうかの数値です
例えばバックグラウンドで動くアプリや、いくつもの処理を並列したときにどれだけ早く処理できるかの数値です
いやー大分改善されましたね
ここらへん、もろにAppleの機能制限が解除されたんだろうなぁ・・・といった感じが出ていますね(笑
CPU、RAM
CPUは中央演算装置といって頭脳です
パソコンとかもそうなんですが、CPUが処理速度や端末性能の良さに一番大きく関わるものです
CPUが良い = 頭が良いってことなんで、処理速度とか端末性能も良くなるんです
RAMはランダムアクセスメモリーといって、作業する場所の大きさです
詳しく説明するとちょっと長くなったり他の関係ない単語が出てきちゃうので、ここでは単に作業領域が広いと効率的に作業できるよねってぐらいに思っておいてください
小っちゃい机と大きな机だと、大きい机の方が必要なものをいくつも置けるし作業しやすいよねって感じです
この結果を見ると、バッテリー交換しただけでCPU性能が1.5倍ぐらい伸びてますね!
Appleはどんだけ極端な機能制限をかけてたんだよぉ・・・って感じですが、CPU性能が1.5倍も伸びればそりゃサクサクになります!
RAMに関してはほぼ変わりないですね
ということで、バッテリー交換してよかった!
体感でも、ベンチマークテストの結果からも、バッテリー交換をすることでiPhoneの性能を元に戻すことができました!
Appleによるiosアップデートを通してのバッテリー劣化をトリガーとした旧機種の機能制限は本当だったんだなぁ・・・と言った感じですね
ベンチマーク結果から主にCPUの働きを制限しているようですので、そりゃブラウンジングからアプリ起動まで全てにおいて異常に重たくなって当然ですよね
私はスマホはiPhone4からずっとiPhoneを使い続けているので、今後も多分ずっとiPhoneを使い続けていくんだろうなぁ・・・と漠然と思っていたのですが、今回の件をきっかけにAndroidに変えようか検討中です
ずっと使っていたので愛着もありますし、この操作性にも慣れ親しんでいます
しかし、Appleは「今後もバッテリーの経年劣化に伴うパフォーマンスの管理と、予期しないシャットダウンを防ぐ対策の強化はやっていく」と明言していますので、こんなことが今後も起こらないとは決して言えないんですよね
バッテリー交換も端末を買い替えるよりは安いとはいえ、継続的にお金がかかるならいっそのこと変えちゃうってのも一つの手かもしれません
とりあえず、今回はバッテリー交換だけでiPhoneが直って良かったです( *´艸`)
※追記
Appleがバッテリーの劣化によってiPhoneの性能に制限をかけていたことに関する記事はこちらをご覧ください